あくまでも手作りにこだわる“大人の居酒屋”
外食業界、特に居酒屋の類の現状は、過陶競争、飲酒人口・機会の減少、景気の不透明感などの外的要因により既存店の売上高・来店客数の確保が非常に難しい状況となっております。さらに内的要因として、食材関係、酒類一部、ゴミ処理代などの値上げという大きな向かい風も吹きあれています。
そうした中で、どうしたらお客様に来て頂けるのか。
インターネット、フリーペーパーの活用、内装・店内の雰囲気、場所、看板、
入口の入りやすさ、値段、流行の酒の品揃え、ホールスタッフサービス
など、いろいろなことが考えられ、その中の一つだけでもダメだと思っております。
しかしながら、絶対必要な要素は“料理”であると信じております。
よくあることですが、本業から別にある会社が副業として飲食業界に進出する・・・要するに
『お金もうけの為に、店を出す』ことであり、運営方法・内容もそれなりにならざるを得ません。
それを否定する気は全くありません。
ただ弊社のやり方とは違うと言うことを伝えたいだけです。
弊社は、いわゆる“ファンド”や“株主”などからは「やり方が甘い」と判断されると思いますが、
『売り上げ(もうけ)の為に一生懸命働く』のではく、『一生懸命働けば売り上げは後からついてくる』
という考えでおります。
一言でいえば『商売人のあつまり』ではなく、『職人(板前)のあつまり』の会社であります。
それと休みに関してのことですが、生活が本当に苦しければ別ですが、やはり基本は
“疲れた体を休める為の休日”ではなく、
“休日(自分や家族・恋人との時間)の為に働く”というスタイルが本当ではないか思っています。
なので、土日祝は全店舗完全に休み。
営業すれば売り上げが上がるのは分かっていますが、欲をだせばキリがありません。
逆にメリハリを持って、“やる時やって休む時休む”リズムの方が能率がいいし、だから頑張れるのではないでしょうか。
地域で一番の店になること・・・それが目標。
何の仕事でも同じですが、始めから「ライバルがたくさんいるから一番は無理だ」とか「別に順位なんていいよ」などと考えていては、それなりの仕事になってしまいます。
"男"やるからには"一番(誰にも負けない)"という気持ちで取り組むべきではないでしょうか。
社員の皆には、いつか一国一城の主となってもらいたいと思っています。
併社のOBもいまでは8人が独立してそれぞれ活躍しています。
うちの店は一般的な店と違い、料理だけでなくホール・御会計・予約電話・酒発注と、なんでもやる仕事なので、パソコンによる数字の管理・店舗運営よりよっぽど独立の勉強にはなると思いますよ。
代表取締役 西牧重雄